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2014年9月9日火曜日

夏休みのご報告の続き〜その2

皆さま、こんにちは!
だんだんと涼しい日が増えてきて、鈴虫も鳴いて、秋めいてきましたね。

さて、前回の続きの今年の夏休みのお話です。

今回の3週間の内、アイルランドとイギリスに約10日間ずつ滞在しました。
アイルランドでは、夫の実家で親戚、ご近所さんなどたくさん呼んでホームパーティーを私たちのために開いてくれました。総勢約30名くらい?(子供達約16人含む)

パーティーではみんなで食事したり、遊んだり。そして夫のいとこ達がアイルランドの伝統楽器を幼い頃から習っているらしく、各々担当の楽器を持ち寄り即席ライブコンサートをやってくれました。アイルランドの楽器の美しい音色とリズミカルな音楽で子供も大人も大喜び。とても楽しいひと時でした。

そしてアイルランドの滞在中には北アイルランド地方へ1泊2日の小旅行をしてきました。北アイルランド地方は、昔イギリス軍が侵略してきて、アイルランドが負けてしまい、現在はイギリスの領土になっています。なので、地続きでアイルランドからイギリスへ国境をまたぐわけですが、私たちが通ったルートでは特に検問のようなものはなく、ただ道路標識がkmからマイルになったり、通過がユーロからポンドになり、英語のアクセントがアイリッシュ訛りから、北アイルランド訛りになったりします。それに、少し家などの建物も色合いや雰囲気が変わります。車で移動するとそういった景色や建物の変化が感じられて面白いなぁと今回初めて感じました。

北アイルランドでは、ロンドンデリー(デリー)というアイルランドとイギリスの歴史的、政治的な意味合いが今でも色濃く残る都市を訪れました。私自身は正直にいうと、あまりこの2国間の歴史についてあまり詳しくないのですが、アイルランドの家族や、泊まったB&Bの女主人さんから、紛争当時のこと、今で続く宗教間の、または人種の違いとしての争い、もめ事などの話をたくさん聞かせてもらいました。

ちょっと物々しい風景ではありますが、こちらがそのロンドンデリーの住宅地の一角の写真です。





最近の私の旅は、どういうわけか、楽しい嬉しい場面だけを見に行く感じではなかったりします。あえてそういった場所に行こうと思って行ってるわけではないんですが、なぜだかそういった場所や場面に出会うことが多くなってきていると感じます。

現実的に考えると、どこの国も楽しい嬉しい歴史ばかりではなく、今日は幸せそうに平安に暮らしているけれども、過去には厳しい状況や悲しい歴史などがあり、そういった過去を積んで今日の暮らしがある・・・といったことなわけで、世界いろいろな国を廻ってみると(私などまだあまり色々な国に行けているわけではないですが)ガイドブックやTV旅情報番組などには紹介されていないその土地のリアルに直面することがあるのですね。

なんだか当たり前のことを、今更ながら偉そうに話してるような気がしてきました、すみません(恥)。もうやめます。


さて、北アイルランドではもう一カ所、ユネスコ世界遺産に登録されている『ジャイアンツ・コーズウェイ』という所に行ってきました。





こちらの『ジャイアンツ・コーズウェイ』には4万本以上の玄武岩の石柱が並び、この石柱群は激しい火山活動と地殻活動から生み出された地質学上のミステリーなんだそうです。何度となく流れ出た溶岩が長い年月をかけて冷却と収縮を繰り返したことで作り出された地球の産物なんだそう!

まるで人間の芸術家が地球を舞台に作った芸術作品のように見えますが、実はおそらく人間の手は全く加わってなく、自然現象の結果もたらされた芸実作品なのです!

なんとも不思議な、そしてダイナミックな光景でした。

TV番組『世界ふしぎ発見』とかで取り上げられてそーだな、とか思いました。



それでは、次回はイギリスの旅をご紹介します♪

チャオ!







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